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大阪ミッドナイツ1111
大阪バベル00
5/20@波除運動場(港区)
大阪ミッドナイツ様11ー0大阪バベル

強豪チーム・大阪ミッドナイツとの一戦。
きょうは新メンバーの小林達記(早稲田大野球部)が試合に初参加。他にも、鞘本(神戸星陵高校野球部主将.転勤の恐れありメンバーではなく助っ人)、今後新メンバーに加わる予定の新入社員の石渡(シニア時代全国大会出場)、安田(芝浦工大野球部)が新たにメンバーに名を連ねた。結成以降、負けなしのバベルはきょうもブリブリ状態で試合に臨んだ。
先発はエースの長坂。初回、制球が定まらず、四球に加えエラーが原因で早々に2点を奪われる。しかし、何と言っても打力がウリのバベル。裏の回で巻き返しを図りたいところだったが、ブンブン丸の先頭打者・蔵本がいきなりデッドボールを受けそのまま帰らぬ人になってしまう。後続打者達も相手チームのエースの速球とスライダーのコンビネーションに手も足も出ない。前試合で放物線を描いた4番中島も三振を喫し、仕事をさせてもらえない。
エース長坂はその後珍しく乱調に陥り、急遽、聖闘士・神代にスイッチ。ところが、神代も制球が定まらない。辛口の審判という不運も重なり、穏健派で知られる神代は激怒してしまう。捕手・森の外角低めのコースには目もくれず、鬼のインハイ攻めでデッドボールを狙い始めたあたりから、呼応するように野手陣もさらに崩壊していく。結局7点というビッグイニングを作られ、精神的主柱の森にスイッチ。Max148キロとブレーキがかかったカーブで4番から見送り三振を奪うなど、無失点で切り抜ける。
打線はその後もウンコだった。だが、今日収穫があるとすれば、森の次に登板した安田だろう。デスパイネとボブサップを彷彿とさせる巨漢を存分に活かしたダイナミックなフォーム。放たれる速球は地を這い、変化球は驚くほど美しい。ミッドナイツ打線から三振の山を築いた。しかし試合はそのまま終了し、終わってみれば小林達記が放ったセンター前ヒットたった1本のスコア11ー0で大敗。「自分たちは強い。負けるはずがない」。結成以来、根拠のない自信だけで突っ走ってきたバベルに神から与えられた試練。
この試練を生かすも殺すも選手次第。試合後、大きな体を震わせて涙を流しながら安田が語った言葉が印象的だ。「自分の初回のライトのエラーが全ての原因を作ってしまった」。誰が原因でも無いが、責任感を抱き次に突き進もうとする若干22歳の思いを、我々一人一人も持つことが大切ではないだろうか。