「勝利の向こう側を、見たい」。

2017年4月1日。森亮介のこの一声で、「大阪バベル」は産声を上げた。

仲間が仲間を呼び、やっと試合が出来る人数になった。

楽しい野球がモットーだなんて、ありきたりなチームにはしたくはない。

1時間半程度の限られた試合時間だ。

名古屋から遙々プレーしに来る選手がいるのはなぜか。

新婚20日にも関わらず嫁よりも野球を優先する選手がいるのはなぜか。

愚問。みなひとえに、「勝利の向こう側」に興味津々だからだ。

平均年齢24歳のゴールデンエイジ真っ只中を突っ走る若武者達は、

チームのポリシーについて口を揃えてこう語る。

より強く、より激しく、より美しく―――。

繊細かつスペクタクルな野球が今、プレイボール。